私は「食卓に喜びを届けるプロ」です。

本部 デイリーバイヤー石井 沙也加Ishii Sayaka

デイリーバイヤーとして5年目を迎える私は、店舗ごとに地域の食卓をより豊かにしていくのが自分の本当の役割かなとそう考えるようになりました。もちろん商品の選定は全店舗を対象に行いますし、商談や企画といったバイヤーの業務はほとんどが本部で行われますから、全体を大局的に把握してコントロールするのが私たちの仕事といえるのですが、仕入れた商品のひとつひとつが「地域の食卓」で消費されるのも一方の事実です。例えば、各店舗の売場構成等を考える際(MD/マーチャンダイジング)に、地元のパートさんたちに地域の「食」について聞いてみると思わぬ特色が浮かび上がってきてそれが大きなヒントになったりします。ここでいう「特色」こそが、まさに地域の食卓です。バイヤーとしての読みも、マーチャンダイザーとしてのアレンジも、各地の食卓が見えてくれば一歩先の、あるいは一段と深い仕事が可能になってきます。これからも地域の食卓のためにいい仕事をしていきたいですね。 

商談

豆腐や納豆、生麺、漬物といった「和日配」のバイヤーとしてメーカーさんと商談。お客様の日々の期待に応えるために、また各メーカーさんの熱意を食卓に届けるために、全店舗の売場を代表して商品選定と価格交渉を行っています。

店舗巡回・MD

各店舗では部門チーフが地域の好みや食文化にマッチした売場を作っています。そこに「リオン・ドールらしさ」や「時代のトレンド」を加えるのが私の役目。現場でしか聞かれないお客様の声も重要なヒントになります。

商品開発

リオン・ドールでしか買えない商品をメーカーさんと一緒に開発するのもバイヤーの仕事です。なかでもデイリー食品は毎日食べるものだけにちょっとした味の加減やサイズの違いが大きな差別化に繋がります。

私のchallenge 私のchallenge

私の日々のチャレンジが売場の変化に。

日常の業務に関していうと、賞味期限の短い日配品は入れ替わりのサイクルが早いので、わりと大胆にチャレンジできる分野といえます。加えて、リオン・ドールは個人のひらめきや熱意を尊重する会社なので、たとえ小さな可能性でも意欲的に開拓できるところに仕事のやりがいを感じています。最近だと、本場山形の赤カブの浅漬けを販売したいという店長の要望を受けて、物流面等で例外的な手法を用いながらそれに応えたことがありました。せっかくお客様から『あの商品がほしい』と言われても、自社に登録がなければお店では発注することすらできません。売れるか否かも大切ですが、欲しい商品を店頭にお届けするのもバイヤーの重要な使命なので、お客様からお声を頂戴した商品はいつも全力で探しています。

売場のチャレンジを後押しするのも大切な仕事。

各店の売場にチャレンジを促すのもバイヤーの大切な仕事のひとつです。毎年開催している某食品メーカーのディスプレイコンテストでは、小さな売場しか持たない小型店のやる気を引き出して優秀賞に輝いたことがありました。当初、その担当者は、小型店は不利だから…と参加に後ろ向きだったのですが、『難しく考えないで自由にやってみて!』と後押ししたところ、大型店にも劣らない見事な売場ができあがりました。コンテスト用の売場をつくるのはかなりの大仕事なので、私としても小型店にはあまり負担を掛けたくないなと思っていたのですが、もしあのとき、じゃあ無理しなくていいよ…と言っていたらそもそものチャンスも逃していました。私たちバイヤーは部門のリーダーでもあるので、お店の担当者の主体性や自主性をいかに促すかという点も大事なポイントかなと思っています。

  • 2010年北店 農産担当
  • 2010年巻店 農産担当
  • 2012年神明通り店 農産サブチーフ
  • 2012年七日町店 農産サブチーフ
  • 2013年新津店 農産サブチーフ
  • 2014年新津店 デイリーサブチーフ
  • 2014年商品部 デイリーバイヤー

リフレッシュも重要な自己管理術のひとつなので、店舗時代からしっかりと休息を取るよう心掛けています。私の場合、休日は好きな読書やショッピングに時間を使うことが多いですね。